

《kq》とは...?
けーきゅー。2019年から佐々木が取り組む「呼吸による音楽」プロジェクト。
譜面は呼吸方法の指示テキストと並走する抽象的な物語で構成され、耳に集中しながら呼吸を意識的に行うことによる内的な調整作用と、外部との「セッション」を微細な呼吸音で行うという2つのベクトルを持つ。
2021年、譜面《kq》が、愛知県芸術劇場主催の第21回AAF戯曲賞で最終審査会ノミネート。
2022年、譜面を収録した冊子と佐々木自身が上演したCDでプロダクト展開。
2024年、第14回せんがわ劇場演劇コンクール本選にて上演。
2025年、《kq》を二人同時に上演する《kq Duo》を清水めぐ美、田崎小春と共作。東京都国分寺市にて公演実施。
同年、仮定の微熱《kq》公演の記録映像がEPAD2025年度セレクション作品③アーカイブに採択。

Talk about
kq and...
《kq Duo》を共作した
佐々木すーじん、清水めぐ美、田崎小春による鼎談。
清水「シュタイナーの色彩の研究とかね。(中略)いろんな植物がエネルギーをもらって生えてきて、その時の環境との兼ね合いで、葉や樹の形が決まるみたいなのがあって。
主体的に『なる』って思って『なる』んじゃなくて、周りの環境とせめぎ合って自然に『できる』。」...
<鼎談 試し読み>
(PDF)



『惑星の寝息』
原島大輔
基礎情報学/表象文化論の研究者・原島大輔氏による「いま」の時代に深く切り込む随想。
「もし芸術がすべからく時代の使命を負わずにいられないものであるとするならば、いまそれは永遠平和であると私は思う。安らかに眠る人々に捧げられてきたこの言葉は、しかし憂き世に生きる私たちにはどこまでも手の届かない非現実の夢想ではなく、むしろ私たちをこの世でどこまでも導く憧憬として、生きとし生けるものたちの夢の底から繰り返しよみがえり輝き出ずる。」...
<随想 試し読み>
(PDF)


《kq》ノート リリパ
お客様のご感想
The Feedback of the audience
呼吸をすることに戯曲(記譜)があることまず面白いです。無意識側(?)にある呼吸は意識して出すと発生に近づく?リズムを聴くことになる?
管や空気、風を感じるなど
内側にもっている熱っぽいものを呼吸として、それも呼吸の音として奏でたり響かせたり。こんな表現があるのだと驚きでした。途中からセッションしているお二人の空間に一緒にいていつの間にか自分が息を吐きはじめて加わっていたことも面白い体験でした。風のようであったり、列車の軋む音に聴こえたり、ここちよかったです。
呼吸を大切にした時間になるとは思っていたけれども、ここまでとは思わなかった。静けさが大切かと思ったけど、周りの音もまきこんで時間をいろどっていたと思う。
初めての体験でしたが演者のお二人の発する呼吸音のキャッチボール、呼吸する際の発する音による表情の違いがとても興味深かったです。呼吸の音を含めて様々な音が、その空間に大きな影響を及ぼすことに改めて気付かされました。
嵐の夜のようでよかったです
3公演とも見てみたかったです。呼吸だけでもとても気持ちいいだけでなく、その中に微細な情動(アフェクト)の分岐があり、それがこちらの身体にもさざ波のように、映されていくのが、よかったです。
より深みをもって聴くことができました。仮定ですが、お母さんのお腹の中にいたらこんな音かな?とか嵐の時の風の音など色々なビジョンが見えました。
すごく面白かったです!もっと集中しやすい環境だとさらに楽しめた気がします(照明など)
何年か前にすーじんさん1人のkqパフォーマンスを体感し、今回久しぶりのお二人でのkq(はじめて)を 体感しました。私は視覚が強いので、目をつぶったり、時々あけたりしながら聴きました。1人のkqは美術作品みたいに、私とすーじんさんの音の関係だったけど、今回は2人のやりとりを眺めているようでもあり、また新しい体験でした。音を聴いていたら、絵が浮かんできて(図)のような2人の平面になっているkq、すごく平面的だと感じて面白かったです。
呼吸音だけ(一部オブジェクトもあったが)でパフォーマンスというのも新鮮だった。呼吸音が環境音と混じる部分が聴いている側のアンテナが広がる感覚があった。音楽的というより演劇的な部分が見られたので色々な行為の中の呼吸の形を探求してもいいのかなと個人的に思った。


